『OTK株式売却について』
「48年間高いままの運賃」また、「御堂筋線とのアクセスが非常に悪い」ということが、泉北高速鉄道の最大の問題です。「運賃の値下げ」だけでなく、中百舌鳥駅での「泉北高速鉄道⇔御堂筋線」駅直結、また相互乗り入れ等アクセスの改善を図ることが、私が政治生命を賭すべき課題だと思っています。
しかし、前回の公募入札においては、「泉北高速鉄道⇔御堂筋線」の観点がないがしろにされ、報道も含め運賃一辺倒の議論となってしまいました。
次回の公募入札では、「運賃の値下げ」と「御堂筋線とのアクセス改善」の両立を目指し、議会に臨みます。
・南海電鉄:80円の値下げを提案。しかし、御堂筋線とのアクセス改善の可能性が極めて低くなる。(泉北高速鉄道と御堂筋線が直結した場合、南海中百舌鳥駅~南海なんば駅間の利用客の減少が予想される)
・ローンスター:10円という僅かな値下げ。しかし、御堂筋線とのアクセス改善が進む可能性が高い。(南海電鉄以外の会社にとって、泉北高速鉄道の価値を上げるには御堂筋線と直結させることが最も理に適い、また御堂筋線を運営する大阪市交通局も駅直結に賛同している。地下鉄の民営化が進んでいれば今回の入札にも参加していたとのこと)
中百舌鳥駅での「泉北高速鉄道⇔御堂筋線」駅直結はすぐにでも実現可能であり、相互乗り入れも近い将来大いにあり得ることです。それが実現されると、運賃下がる可能性が高く、また、和泉中央駅や光明池駅からスムーズに、天王寺や難波、梅田、新大阪、千里中央まで行くことが可能になります。それはJR阪和線と並ぶ主要路線が和泉市に形成されることであり、それが地域にもたらす利益は計りしれません。
私は、今後もこのOTK株式売却において、泉北高速鉄道「運賃値下げ」「御堂筋線とのアクセス改善」の両立を目指して参りますし、一票二票の差で株式の売却先を決定するのではなく、全会一致での株式の売却を説いていきたいと思っています。