大都市大阪においても、林業関係者の皆さんは良質のスギやヒノキの木材を生産し、個性豊かな取り組みを行い頑張っています。
特に地元和泉市は大阪で唯一、山の近くに製材所が8社集積しています。その方々と山の所有者が委員会を作り、新たな試みが成されています。
今後注目されるのは、木材を燃やして電気をつくるバイオマス発電です。間伐材などの未利用材や廃材、また街路樹の剪定材をエネルギーとして利用する。これまでコストがかかっていた廃棄するための木材が、そのままエネルギーとして利用されるのです。課題もありますが、大阪府・地元・専門家が知恵を出し合いマイナスをプラスにする新しいスキームができるよう提案していきたいと思います。
また、先日山に入り聞いた、あまり知られていないことでありますが、林業を行う上で一番大切なことは木材を運び出すための道づくりで、これには危険も伴えば、大変な経験も不可欠です。
山や森は人の手が入らなければ荒廃してしまいます。
だからこそ、今後も林業が持続されることが大切であり、持続されるための新しい取り組みが大切であるのです。