5月31日(土)、「アユとあそぼう大津川」というイベントを開催致しました。
大津川と銘打っておりますが、和泉市を流れる槇尾川、岸和田を流れる牛滝川の合流点にて、アユの遡上調査を行うイベントです。
私は毎年支援者の皆さんとともに槇尾川の河川清掃を行っておりますが、昨年夏、それを聞きつけた方から、大津川水系にアユが上ってきているということを教えて頂きました。アユが上っているという事実は大変嬉しく、最初は半信半疑ながら落ちアユ(秋に産卵のために川を下るアユ)調査を行いましたが、数時間で早速5匹ものアユを捕獲することができました。また、大阪府議会都市住宅常任委員会にて、その事実を取り上げさせて頂き、魚道づくりの他、地域が主体となったアユの遡上に向けた取り組みのネットワークの創設を要望致しました。
河川は貴重なオープンスペースであることから、子どもたちにとって自然体験の学習の場であり、農業を営む方々にとっては、命の水が流れる生活の根幹をなすものでもあります。そうした川に関係する皆さん全員が参加でき、川に対する愛着心がより一層向上し、よりよい川づくりに寄与するようなネットワークとして誕生したのが「大津川いきものネットワーク」です。
「大津川いきものネットワーク」主催のイベント「アユとあそぼう大津川」は、100名を超える大変多くのご参加を頂き、また、大阪府鳳土木事務所や、市民団体の皆様による水生生物の採取、説明会、河川清掃、葦船の乗船体験など様々な内容を組み入れた結果、「普段ではできないことがたくさん体験でき、とても面白かった」と参加者の多くの方々から有難いお言葉を頂きました。
水質改善が進み、アユが棲める環境に近づいていることは、大変喜ばしいことであります。これを維持していくためにも、こうしたイベントを2回、3回と継続し、皆さんに近所の川への関心を高めて頂くことが、よりよい川づくりにつながると考えています。