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槇尾川の治水対策~“真に水害に強いまち”を目指して~

平成23年、当時の橋下大阪府知事とともに視察・意見交換を繰り返し、ダムに頼る治水から河川改修による治水へと大きな方向転換となる決定を致しました。自然環境保全を訴えた決定ではなく、「様々な降雨により想定される河川氾濫・浸水の危険性から、人命を守ることを最優先する」ということを第一に考えた決定であります。
ダムによる治水を全て否定するわけではありませんが、護岸直近に家屋が立ち並ぶ槇尾川沿川の危険な状態を根本的に変え“真に水害に強いまち”を次世代に引き継ぐためには、槇尾川の治水対策においては、「ダムに頼らない河川改修」を採るべきであるという判断です。水は止めて貯めるよりも、流し切ることが最も安全です。
この大きな方針転換に際して、橋下知事とともに地元との意見交換会を重ね、「付替道路は従前の計画通り実施する」、「河川改修を促進する」、「森づくりなどにより地域振興を図る」との3点の合意が図られました。今後も地元の意見を十分に聞きながら、人命をしっかり守る河川改修を含む3点の事業を進め、“真に水害に強いまち”として地域の方々が誇れるよう取り組んでいきます。